■ 漁法
どうしたらうまくとれるか、どうしたら多くとれるか。大昔からの長い年月の中で、人間は知恵をしぼり改良を重ねて、漁具や漁法を育ててきました。伊東で行われている代表的な漁法をご紹介します。
たて縄釣 | キンメダイ、ムツ、メダイなどの底魚類をとる漁法で、1本の幹縄に釣針のついた多くの枝縄をつけ、海面から海中におろして魚をとります。 | |
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いか釣 | たくさんの疑似餌をつけた釣糸を船から海中に垂直におろし、それを上下に揺らしてイカを釣る漁法。夜間には、船に集魚灯をともします。 | |
曳きなわ釣 | 疑似餌をつけた釣糸を漁船から流して、曳きまわし、マグロ、カジキ、ブリ、カツオ、サワラなど比較的大型の魚類を釣りあげる漁法です。 | |
潜水漁法 | 素潜りまたは潜水器を使用して水中にもぐり、テングサやアワビ、サザエなどの海藻類や貝類をとる漁法。 | |
まき網 | 1隻または2隻の船で、魚群を包囲してから網をしぼり、一度に大量の魚をとる漁法。イワシ、アジ、サバ漁が主体ですが、カツオ、マグロ漁にも使われます。 | |
棒受網 | 昼・夜間、まき餌や集魚灯で海の表層に魚を集め、船から四角い網を張り出してすくいあげる漁法。おもに、サンマ、サバをとる時に多く使われます。 | |
刺網 | 魚やエビの群れが移動する進路に網を張って、網目に刺させたり、からませたりしてとる。イセエビ、クルマエビ、ヒラメ、マダイ、キス、カマスなど。 | |
タモすくい網 | 夜間、灯火やまき餌によって、魚を船の近くの表層に集め、大きなタモですくいあげる漁法です。おもにサバ漁。 | |
定置網 | 産卵のためや、餌を求めて回遊する魚の通り道に、岸から沖に向けて垣根状の網をはりめぐらせて置き、魚群をこの網の中に導き入れてとる漁法です。 |
※(参考文献:ふじの国 静岡県の漁業)